スピーチ・名言～レンガ職人と旅人の話！仕事のやりがいと働く目的を考える

はじめに

仕事にやりがいは必要と思いますか？一般的によく聞かれる質問ですよね。このような質問に殆どの人は仕事にやりがいは必要と答えるそうです。必要な理由は、「仕事そのものが充実する」「自身の成長感を得たい」「存在価値を感じる」と答える人が多いようです。一方、そもそも何のために働いているのか分からないという人も多いのではないでしょうか。今回は、働く目的を考えるヒントとなる逸話を紹介します。

レンガ職人の逸話

世界を旅するある旅人がある街を訪問し、３人のレンガ職人にあった時の話です。
旅人が街を訪れると、レンガを積んでいる職人がいました。旅人がそのレンガ職人に何をしているのですか、と尋ねたところ、職人は次のように答えました。
「見ての通り、レンガを積んでいる。寒い日も暑い日も毎日毎日、同じ作業の繰り返し、体力も要るし、気楽にやっている人たちがいるというのに、全くついていない人生だよ。」
旅人は、その職人に労いの言葉を残してその場を立ち去りました。

また旅人が歩いていると、別のレンガ職人が同じようにレンガを積んでいました。先ほどのレンガ職人と違い辛そうに見えなかったので、同じように何をしているのか、と尋ねました。すると、そのレンガ職人は「大きな壁を造るためにレンガを積んでいるのさ。え、辛くないかって？そんなことはないよ。この仕事のおかげで家族を養えるだけの給料が貰えている。世の中には働くことのできない人がいることを考えれば、とても幸せなことだよ。」と答えました。旅人は励ましの言葉を残してその場を立ち去りました。

さらに旅人が歩いていると、また別のレンガ職人が生き生きとレンガを積んでいました。旅人は先ほどの２人のレンガ職人に尋ねたのと同じ質問をしました。すると、そのレンガ職人は「俺たちは歴史に残る偉大な大聖堂を造っているのさ。この大聖堂が完成すれば、多くの人が祝福を受けることができる。こんな素晴らしい仕事はないだろう！」と答えました。旅人は、お礼の言葉を残して元気に歩き続けました。

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まとめ

一人一人の性格や価値観が異なるように、同じ職場で同じ仕事をしていてもやりがいは異なります。仕事にやりがいを感じられない時の対処法は、自分が働いている目的を考えることです。今日も一日、旅人が最後に出会ったレンガ職人のように、やりがいを感じて仕事に集中しましょう。
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