はじめに
会社員にとって便利な「ふるさと納税」と「ワンストップ特例制度」。
しかし、医療費控除などで確定申告(還付申告)をすると、ワンストップ特例は無効になります。
その場合、ふるさと納税も含めて確定申告(e-Tax)をやり直す必要があります。
この記事では、会社員がつまずきやすいポイントをチェックリスト形式で確認し、さらにe-Taxでの具体的な入力手順まで解説します。
チェック① ワンストップ特例の基本条件
まずは、ワンストップ特例が使える条件を確認しましょう。
* □ 給与所得のみで、年末調整を受けている
* □ ふるさと納税の寄附先は 5自治体以内
* □ 各自治体へワンストップ特例申請書を提出済み
* □ 確定申告をする予定がない
👉 すべて該当する場合のみ有効です。
チェック② 確定申告(還付申告)をすると無効になるケース
次に、確定申告が必要になる代表例です。
* □ 医療費控除を申告した(またはする予定)
* □ セルフメディケーション税制を利用した
* □ 住宅ローン控除(初年度)を申告した
* □ 副業収入がある
* □ 雑損控除(災害・盗難など)を申告した
👉 1つでも当てはまれば、ワンストップ特例は無効
👉 ふるさと納税もe-Taxで申告必須です。
チェック③ 確定申告前に準備するもの
e-Tax入力前に、以下を揃えておきましょう。
* □ 源泉徴収票(会社から交付)
* □ 医療費控除の明細書
* □ ふるさと納税の寄附金受領証明書
* □ マイナンバーカード(またはID・パスワード方式)
【実践】e-Taxでの入力手順(会社員向け)
ここからが実際の入力手順です。
手順① e-Taxにログイン
* 「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
* 「作成開始」→「所得税」→「e-Taxで提出」
手順② 給与所得を入力
* 「給与所得」を選択
* 源泉徴収票を見ながら入力
* 年末調整済みでも必ず入力します
手順③ 医療費控除などを入力
* 「所得控除」画面へ進む
* 「医療費控除」または「セルフメディケーション税制」を選択
* 医療費明細を入力(合計額でOK)
手順④ ふるさと納税(寄附金控除)を入力【重要】
ここが最大の注意点です。
1. 「所得控除」画面で
「寄附金控除」→「入力する」を選択
2. 「都道府県・市区町村への寄附」を選択
3. 各自治体ごとに
* 寄附先自治体名
* 寄附年月日
* 寄附金額
を入力
4. 寄附金受領証明書の内容と完全一致しているか確認
👉 ワンストップ特例申請書の提出有無は関係ありません。
手順⑤ 計算結果を確認
* 控除額が自動計算される
* 医療費控除+寄附金控除が反映されているか確認
手順⑥ 提出・送信
* マイナンバーカード等で電子署名
* e-Tax送信
* 「受信通知」を必ず保存
チェック④ 申告後に必ず行う確認
申告が終わっても安心はできません。
住民税決定通知書(6月頃)を確認
* □ 「寄附金税額控除」の記載がある
* □ 控除額が寄附額 − 2,000円になっている
※ここで反映されていなければ、申告漏れの可能性があります。
よくある会社員の失敗例
* 医療費控除だけ入力して提出した
* ワンストップ特例を出しているので入力不要だと思った
* 寄附金受領証明書を見ずに概算で入力した
👉 いずれも税金の払い損につながります。
まとめ
会社員は「確定申告するか」を最初に決める
最後に重要ポイントです。
* 確定申告をするとワンストップ特例は無効
* 還付申告も確定申告の一種
* ふるさと納税は必ずe-Taxで再入力
* 住民税通知書まで確認して完了
ふるさと納税を確実に活かすためには、
「今年は確定申告が必要か?」を最初に判断することが最大のコツです。
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