思っていた老後ではないけれど~67歳、いまも働くということ

シニアライフ
老後生活

若いころ、60才を過ぎてもフルタイムで働いている自分の姿など、正直なところ想像したことはありませんでした。
定年を迎えれば、少しのんびりして、朝はゆっくり起きて、気ままに過ごす。
そんなぼんやりとした老後のイメージを、どこかで当たり前のように思い描いていた気がします。

けれど現実の私は、67歳になった今も現役で働いています。
年金を受け取りながら、毎朝決まった時間に起き、自分で弁当を作り、仕事へ向かう日々です。

公園

妻はというと、遠方に住む娘や孫の世話で、一年の半分ほどは家を空けています。
かつては「夫婦でゆっくり過ごす老後」などと考えていたものですが、今は一人で淡々と生活を回す毎日。
それでも不思議と寂しさはなく、むしろ自分のペースで過ごせる心地よささえ感じています。

朝、台所に立ち、弁当を作る。若いころの自分が見たら、少し驚くかもしれません。
あの頃は、仕事一筋で、家のことはほとんど妻に任せきりでした。
それが今では、手際よく卵焼きを焼き、前日の残りを詰めて、きちんと一食分を整える。
人は必要に迫られれば、自然とできるようになるものだと実感しています。

仕事を終えたあとは、週に三度のジム通い。体を動かすことが、生活のリズムを保つ柱になっています。
汗をかくと、頭の中もすっきりする。
まだまだ身体は言うことを聞いてくれますし、衰えを感じるよりも「維持できている」という手応えのほうが大きいのが正直なところです。

藤崎宮

帰宅後は風呂に入り、洗濯を済ませ、ささやかな晩酌。
そして早めに床に就く。派手さはありませんが、この繰り返しが、今の私にはちょうどいい。

若いころ思い描いていた「老後」とはずいぶん違います。
しかし、悪くないどころか、むしろ満ち足りていると感じています。
頭ははっきりしているし、身体も動く。
この状態が、せめて75歳くらいまでは続いてほしい——そんな現実的な願いを、静かに抱いています。

人生は、思い描いた通りには進まないものです。でも、だからこそ面白い。
あの頃には想像もしなかった今の自分が、こうして日々をきちんと積み重ねている。

それだけで、十分ではないか。
そんなことを、ふとした夜の晩酌の時間に思うのです。

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