1978年４月に大学のキャンパスで出会ったあの男。
みんなに愛されたあの男。
今でもみんなの記憶に残っているあの男
あの男は「大ちゃん」、と呼ばれみんなに愛された。
大ちゃんと呼ばれたのは、自分からそう言ってもいたから？
が、しかし、やはり、大ちゃんと呼ばれていたのは
この歌を歌っていたからだろう。
一ツ他人より力もち♪
二ツふるさと 後にして♪
花の東京で 腕だめし♪
三ツ未来の大物だ♪
大ちゃん アッチョレ 人気者♪
てんてん てんかの いなかっぺ♪
60歳過ぎの人たちは、よく知っている「いなかっぺ大将」の主題歌。
私も同じ世代なので子供のころから大好きな漫画だった。
しかし、今回、この歌が「大ちゃん数え歌」という歌であることを初めて知った。
しかも、主人公の風大左衛門（かぜ だいざえもん）、通称「大ちゃん」が青森出身であることも知った。
そういえば、大ちゃんも自分のことを「わし」と呼んでたな。主人公の「大ちゃん」になりきっていたんだろうか。
とにかく、1978年にみんなに愛された大ちゃんがいた。
いなかっぺ大将 大ちゃん数え歌
一ツ他人より力もち
二ツふるさと 後にして
花の東京で 腕だめし
三ツ未来の大物だ
大ちゃん アッチョレ 人気者
てんてん てんかの いなかっぺ
四ツ弱気は 見せないで
五ツいつでも 猛稽古
きたえぬけぬけ 得意わざ
六ツむしゃくしゃ するときは
大ちゃん ドバット 丸はだか
てんてん てんかの いなかっぺ
七ツ七くせ 悪いくせ
八ツやっぱり なおらない
九ツ困った すびばせん
十でとうとう ずっこけた
大ちゃん ボッチョレ いい男
てんてん てんかの いなかっぺ
1978年の詩
劣等生
彼は何者でもなかった
でも心ではもっとできるはずと思っていた
そして好きなことは全部してみたいと思っていた
ただ、彼の考えは幼稚過ぎた
それでときには人を傷つけることもあった
そのとき、ある男に出会った
その男は大ちゃんと呼ばれていた
夜通しで語り合ったり麻雀した
先に寝ると顔にへのへのもへじ
みながボクの顔を見て笑った
何もかもが楽しい思い出
本当は悲しいこともあったけど忘れた
ボクの記憶の中で大ちゃんは昔の姿で笑い歌う
一ツ他人より力もち♪
二ツふるさと 後にして♪
てんてん てんかの いなかっぺ♪
合掌
犬（戌年）
66歳 定年オヤジ
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