1958年生まれのシニア男性が60歳代前半を語る~日常生活の喜びと不安
私が子供の頃、60歳は老人だと思っていた。私の父親は50代前半で癌のため亡くなったが、私の記憶では当時の亡父(当時54歳)は見た目60歳過ぎた老人の風貌であった。そして今、私の顔を鏡に映してみると確かに老人の顔である。ただ、鏡に映った私の顔はまさに老人なのだが、気持ちと体力はまだ老人になっていない。女はお化粧をしているので、ある程度、顔を若作りできる。しかし、男は、ほとんど化粧をしない。若作りするとしたら、薄くなった髪毛を人工的に増やしたり、髪を黒く染めるくらいだろうか。そのため、他人に年齢の割に若く見えると思わせることはかなり難しい。また、私の場合、ここ数年新型コロナウィルス感染症の拡大のため、ジム通いを自粛していたため、筋肉が落ちてしまい、身体全体からの印象はまさに老人そのものだ。今回は、1958年生まれシニア男性が60歳代前半を振り返り、日常生活の喜びと不安について語る。