はじめに
ある日突然、Windows11 が立ち上がらなくなり、
「Windows を再インストールしますか? PC を修復しますか?」
という画面が表示されるようになりました。
通常なら「PC を修復する」を選べば復旧するはずですが、
再起動しても Windows ロゴの前後で止まってしまい、
何度電源を押しても改善しません。
ところが、試しにCtrl+Alt+Deleteを押してみると PIN 画面が表示され、起動できたのです。
この不思議な現象について、原因と対処法をまとめました。
症状のまとめ
– Windows11 が通常起動しない
– 「PC を修復しますか?」の画面が出る
– 修復を選んでも改善しない
– Windows ロゴの前後で固まる
– Ctrl+Alt+Deleteを押すとPIN入力画面が出て起動できる
– PC の電源が長押しでも切れにくい
– PC 購入から 6〜7 年経過
– SSD の健康状態は「正常 91%」だが温度74℃と高温
なぜ Ctrl+Alt+Delete で起動できるのか
Windows にはSecure Attention Sequence(SAS)という仕組みがあります。
Ctrl+Alt+Delete は OS の深い層で処理される「特権割り込み」であり、
通常の起動処理より優先されます。
そのため、
– 通常の起動処理が SSD の読み込み不良で止まる
– しかし Ctrl+Alt+Delete は割り込める
– 結果として PIN 画面まで進めてしまう
という現象が起こります。
これは「正常に起動できている」のではなく、
起動処理の不具合をすり抜けているだけです。
原因として最も可能性が高いもの
① SSD の劣化による読み込み不良
SSDの寿命は一般的に5〜7年と言われています。
今回のPCは購入から6〜7年経過しており、寿命と一致します。
CrystalDiskInfo の結果では健康状態は 91%でしたが、
温度が74℃ と異常に高いため、内部の NAND が劣化している可能性が高いです。
SSD が劣化すると:
– 起動に必要なファイルが読み込めない
– 起動処理が途中で止まる
– 修復も失敗する
– しかし Ctrl+Alt+Delete は割り込める
という状態になります。
② ブート領域(EFI/BCD)の軽度破損
SSD の劣化が進むと、起動に必要な領域が破損することがあります。
– 「PC を修復しますか?」が出る
– 修復しても改善しない
– 起動処理が止まる
– Ctrl+Alt+Delete で PIN 画面に進める
という症状は、ブート領域の破損と一致します。
CrystalDiskInfo の結果から分かること
SSD の状態:
– 健康状態:91%(正常)
– 温度:74℃(高温・要注意)
SSD は温度が高くなると読み込みエラーが増え、
起動不良が発生しやすくなります。
特に 70℃ を超えると故障の前兆と言われています。
今後のリスク
この状態を放置すると、次のようなリスクがあります。
– ある日突然まったく起動しなくなる
– データが読み込めなくなる
– 修復もできなくなる
– SSD が完全に故障する
今は「ギリギリ起動できているだけ」の状態です。
今すぐやるべきこと(重要)
① 重要データのバックアップ
まずは外付け HDD やクラウドにデータを退避してください。
② SSD の交換を検討
温度 74℃ は明らかに異常で、寿命が近い可能性が高いです。
SSD を交換すれば、起動不良はほぼ確実に解消します。
③ Windows の再インストール
新しい SSD に交換した後、Windows をクリーンインストールするのが最も安全です。
まとめ
今回の「Ctrl+Alt+Delete を押すと起動できる」という現象は、
Windows の特権割り込みによって起動処理をすり抜けているだけで、
PC が正常な状態ではありません。
SSD の劣化と高温が原因で、
起動に必要なファイルが読み込めず、
通常の起動処理が止まっていると考えられます。
SSDの交換とデータバックアップが最優先です。
同じ症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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