はじめに
日ごろから意識はしていないけど、人は自分の価値観に沿って考え、行動を選んでいるはずです。今回、私自身がどのような価値観に左右されて生きてきたのかを考えてみたいと思います。
1. 「安定」を重視した人生
私は若い頃から安定した生活を築くことを大切にしてきました。就職してからは、一つの会社で長く勤めることを選び、住宅ローンを組んで家族のための住まいを確保しました。日本では「持ち家神話」という言葉もありますが、私自身も「家を持つことこそが安定した家庭の証」と信じていたのかもしれません。
2. 「責任感」と「家族第一」の価値観
結婚し、子供が生まれてからは、自分の人生は家族のためにあると考えていました。住宅ローンの返済や教育費など、経済的な責任を果たすことが何よりも重要でした。家族が安心して暮らせるようにすることが、自分の使命だと思っていたのです。
3. 「勤勉さ」と「継続すること」の大切さ
長年、仕事を続ける中で、「とにかく続けることが大事だ」という価値観が根付いていました。多少の困難があっても、コツコツと努力を積み重ねることで道が開けると信じていました。結果として定年まで勤め上げ、その後も再就職して今でも働き続けています。
4. 「変化よりも現状維持」を選んできた
人生の選択肢があったとき、大きな変化を求めるよりも、現状を維持することを優先してきました。転職のチャンスや新しい挑戦もありましたが、安定した生活を守ることを選んできたのです。それが正解だったのかどうかは、今になってもわかりません。
5. 「家は財産」という考えと現実
新築の家は、当時の私にとって最大の資産でした。当初、「家は将来の財産になる」とも思っていましたが、その後、地方都市郊外の地価は下がり続け、現実はそう甘くありませんでした。ただ、この家には家族の思い出が詰まっており、今はただ静かに暮らす場となっています。
これからの生き方
これまでは価値観に縛られて生きてきましたが、これからは少しずつ考え方を変えていく必要があるかもしれません。安定を重視してきた人生でしたが、今後は「楽しみ」や「新しい挑戦」にも目を向けていきたいと思っています。どのような老後を過ごすのか、自分にとって何が本当に大切なのかを改めて考える時期に来ているのでしょう。また、この歳になって、ようやく「これからの時間をどう生きるか」を真剣に考え始めています。過去の価値観に縛られるのではなく、今の自分にとって最良の選択をしていくことが、これからの人生をより豊かにする鍵なのかもしれません。
まとめ
一体、いつまで生き続けるのか?いつまで元気で動き回れるのか?いつまで仕事を続けることができるのか?当たり前のことですが分かりません。分かっていれば、今持っているお金をすべて使ってしまうのですが。しかし、いつこの世を去るのか分からないから、誰もそんなことはしませんよね。
一方、今日一日を大切にと思ってはいますが、実際は今日一日がただ単に過ぎるのを待っている自分自身がいます。ブログを書きながらそんなことが頭に浮かんできます。皆さんは毎日をどのように過ごしていますか?忙しく動き回り、考える暇はないほど充実していますか?次回は、これから大切にしたい価値観について考察します。
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