Mr.Jの視点~円高は限定的か?日銀の追加利上げ観測から追加の円買い優勢

雑記
金閣寺
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はじめに

2025年3月7日の東京外国為替市場において、円相場は前日比69銭円高・ドル安の1ドル=147円67~68銭で取引を終えました。現在、市場では日本銀行(日銀)の金利引き上げや、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き下げが予想されており、今後の為替相場がどのように動くのか注目されています。

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円高要因

日銀の金融政策変更

これまで日銀は長期間にわたり超低金利政策を続けてきましたが、インフレ率の上昇や経済回復を背景に、金利引き上げに動く可能性が指摘されています。金利が上昇すれば、日本の資産への投資魅力が増し、円買いが進むことで円高要因となります。

FRBの利下げ観測

米国ではインフレの落ち着きを受けて、FRBが年内に利下げを行うとの見方が強まっています。米金利が下がれば、これまで米ドルに流れていた資金が他の通貨へ移動し、ドル安・円高が進む可能性があります。

貿易収支の黒字化

日本の貿易収支が黒字化することで、日本企業の海外収益を円に換える動きが増加し、円買いが強まる可能性があります。

地政学リスクの高まり

ウクライナや中東での戦争が続く中、安全資産とされる円に資金が流入する可能性があります。特に、世界的な不安定要因が増すことでリスク回避の動きが強まり、円高が進むことが考えられます。

円安要因

日米金利差の継続

たとえ日銀が利上げを行ったとしても、依然として米国との金利差は大きいままです。仮にFRBの利下げが遅れたり、市場の期待ほどの利下げ幅が小さかった場合、引き続き円よりもドルが選好され、円安傾向が続く可能性があります。

投資家のリスク選好

世界経済の回復が進む中、投資家がより高いリターンを求めてリスク資産に資金を移す動きが強まると、新興国通貨やドルが買われ、円が売られる傾向があります。

日本の景気回復の鈍化

日本経済が予想ほど回復しない場合、日銀の利上げが見送られる可能性が出てきます。また、景気刺激策として再び金融緩和の方向に動けば、円安要因となるでしょう。

トランプ大統領の関税政策

現在、トランプ大統領は中国や他国に対する関税政策を強化しており、これにより世界貿易が停滞する懸念が高まっています。関税の引き上げは輸出企業の収益を圧迫し、貿易摩擦の激化につながる可能性があります。特に、日本経済が中国との貿易に大きく依存しているため、この影響で景気が悪化し、円安が進む要因となるでしょう。

原油価格の低下予想

原油価格が低下すると、日本の輸入コストが下がるため貿易収支の改善要因になりますが、同時に世界経済の減速を示唆する可能性もあります。景気の先行き不透明感が強まれば、円売りが進む可能性もあります。

まとめ

今後の円相場は、日銀の利上げがどの程度進むか、FRBの利下げがどのタイミングで行われるかが大きな鍵を握っています。また、投資家のリスク選好や日本経済の回復度合いに加え、トランプ大統領の関税政策、地政学リスク、原油価格の動向も重要な要因です。市場の動向を注視しながら、適切な対応を考えることが求められるでしょう。皆さんはどう思いますか?意見があればコメント欄に投稿してください。
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