はじめに
2025年度の公的年金額が発表され、標準的な夫婦の年金額(合計)は月23万2784円となりました。しかし、ゆとりのある老後を送るには月40万円が必要と言われています。そのため、65歳以降の生活費には毎月約17万円の不足が発生する計算になります。この不足分を補填し、豊かな老後を実現するために、50代からできる対策をご紹介します。
資産形成を加速させる
iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用する
iDeCoは60歳まで積み立てが可能で、掛け金が全額所得控除となるため、税制優遇を受けながら資産形成ができます。50代からでも加入すれば、老後資金の上乗せに有効です。
つみたてNISAを最大限活用
つみたてNISAは運用益が非課税となる制度で、長期投資に適しています。運用期間は2042年まで延長されており、50代からでも活用可能です。
退職金制度を確認
勤務先の退職金制度を把握し、受取額や受取方法(年金型・一時金)を確認しましょう。税金面を考慮しつつ、計画的に受け取ることで手元資金を有効活用できます。
収入を増やす工夫をする
定年後も働ける環境を整える
再雇用制度やシニア向けのパート・フリーランスの仕事を調べ、少しでも収入を得る手段を確保しましょう。
副業や投資を活用
本業の合間に副業(ブログ、オンライン販売、スキルシェアなど)を始めることで、定年後の収入源を作ることができます。また、株式投資や不動産投資も選択肢の一つです。
支出を見直して節約する
住宅ローンの繰り上げ返済
老後の支出を抑えるために、住宅ローンの繰り上げ返済を検討し、無理のない範囲で完済を目指しましょう。
固定費の削減
通信費や保険料、光熱費などの固定費を見直し、節約できる部分を洗い出しましょう。特に生命保険や医療保険は、必要な保障内容に見直すことで支出を抑えられます。
老後の生活スタイルを計画する
住まいの選択肢を検討
現住居を売却してコンパクトな住まいに移る、または地方移住などの選択肢を検討すると、生活コストを抑えることができます。
健康維持を心がける
医療費の負担を軽減するために、日頃から健康管理を徹底しましょう。定期的な運動やバランスの良い食生活を意識することが大切です。
まとめ
50代からの準備次第で、老後の生活の質が大きく変わります。「資産形成」「収入確保」「支出削減」「生活スタイルの見直し」の4つのポイントを意識し、今から計画的に行動することで、ゆとりのある老後を実現しましょう。
トランプ大統領の発言で株価は上下しています。中国やロシアの動きも波乱の時代が近づいている兆しを感じさせます。このような時代は手元に現金もしくは安全資産と言われている金などを置いておくと良いかもしれません。
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