はじめに
37年間勤めた職場を60歳で定年退職し、別の会社に再就職して5年間働いた。
退職前の60歳のころ、「老後は年金があるから大丈夫」「年をとれば支出も減って生活も落ち着くはず」と気楽に考えていた。
いやまもなく66歳を迎える今も、頭の片隅に「年をとれば支出も減っていくはず」と思っている。
現実はどうかというと。支出はあまり減らず、年金だけでは暮らせていない。
年金はいくら貰えるか
令和6年度の年金支給額を見てみる。
参考文献→https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001040881.pdf
国民年金
国民年金だが、20歳から60歳まで40年間加入して満額を受給した場合
令和6年の67 歳以下の受給月額は、68,000 円。
68 歳以上の受給月額は、 67,808 円。
国民年金のみの受給者は、個人事業主やフリーランス、フリーターなどになるが、生活するにはかなり厳しい額で
あることが分かる。
厚生年金
平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9 万円)で 40 年間就業した場合
受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準で月額230,483円。
どうやって暮らす
不動産や株などすでに働かずに得られる不労所得がある人、
十分な貯金がある人はそこまで問題ではないだろう。
しかし、貯蓄がない場合は、生活保護を受給するか
子どもに養ってもらうか、といったように、選択肢は狭まってくる。
結局、健康なうちは自分で稼いで不足分を補うことになる。
令和4年度の公益財団法人・生活保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると
夫婦2人の老後生活で、日常生活に最低限必要な額は平均で23.2万円。
でもこの金額ではゆとりのある生活はできない。
そこで、同調査ではゆとりのある生活を送るには「37.9万円」が必要とのこと。
老後は何歳から?
という疑問もあるが、老後は旅行に行ったり、子供や孫の援助をしたい。
健康で働けるうちは働くのが正解だろう。
65歳過ぎてもハローワークに行けば何か仕事は見つかる。
年寄りに仕事はないと悲観せず、ハローワークに行ってみてはいかがか。
仕事はきっと見つかる。
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