おひとりさまの老後で困ること
おひとりさまの老後で困ることと言えば、まず身体が若い頃のように動かなくなることだろう。
実際に64歳になってみると想像以上だ。
老人は、疲れやすく、疲れがとれにくい。私の場合、既往症は、高血圧と高尿酸以外に何もないが、とにかく疲労がたまりやすい。これもきっと何かの報いかもしれない。
もちろん、何も思い当たることはない。むしろ、人に騙されたり、利用されたりして損な人生だったような気がする。
私のように報いを受ける理由のないみなさんも、あちこち身体が動かなくて困っているという人は多いのではないだろうか。
そんな時にはおひとりさまじゃなくても困ると思うが、ひとり暮らしだと余計に誰も助けてくれる人がいないので、どうしようかと思う。
他におひとりさまで困ることというと、全部自分でやらなければならないということ。
どういうことかというと、もし夫婦共に健在だったらどちらかが病気で寝込んだとしても、もうひとりがカバーすればいい。
何か困ったことがおきても、2人で解決策を考えて2人で対処すればだいたい乗り越えられる。
それが夫婦というものだ。
しかし年老いておひとりさまだと、当然だが何から何まで自力でやらなければならない。
張り切ってご馳走を作っても、ぜんぶ食べ切るまで一人で食べる。
そのために散らかしたキッチンも洗うのはおひとりさまの自分だ。
美味しい料理を食べるのは幸せなことだが、食事のあとの後片付けには2倍の気力が要る。
女性の方が男性よりも寿命が長い
最近ニュースで話題になったが、日本は100歳以上の高齢者がなんと9万人を超えた。52年連続で過去最多を更新したとのこと。
そのうち女性の割合はというと、みなさんはどれくらいだと思うだろうか?
実に100歳以上の高齢者の90%近くが女性なのである!
男は早く死ぬ!
この数字を見ただけで、女性の老後がいかに長いか。
夫は早く亡くなり、妻は高齢になってからのひとり暮らしである。
少ない年金を貯金でなんとかやりくりしても、人生が長いと貯金も底をついてしまう。
だから女性は大変だと思うのだ。
別居しても離婚はしない
夫婦仲良く長生きしたとしても、平均でいうと夫が早く亡くなり妻は必然的にひとり暮らしとなる。
それが若いうちに離婚したとなるとこれで事態はいっそう悪化する。
どれだけおひとりさまの老後が長いか。
あまり女性のみなさんを怖がらせることは言いたくないが、先々の年金が減ることはあっても増えることはまずない。
しかも離婚のときにちゃんと年金分割の手続きをしても、そんなに多くは貰えないので、女性の立場になって考えると、できれば離婚は避けた方がいいと思うのだ。
可能であれば離婚せずに別居という選択をした方がいいようだ。
専門家によると、離婚しなくてよい人は、次の3つのパターンの人とのこと。
⓵今より生活が苦しくなる場合
⓶子どもや親兄妹が悲しむ人
⓷離婚を考えると泣けてくる人
元々他人である夫婦だから、長い結婚生活にはいろいろあっただろう。
私もいろいろあったから、若いころからやらかした何かの報い(?)を受けている。
しかし、年月を経て振り返ってみると、離婚しなくてよかった思うご夫婦が多いのではないだろうか。
おひとりさまの老後で一番悲しいこと・・・
それは夫婦で美味しい食事を食べないことだろう。(食いしん坊か~)
次のランキングに参加しています。本記事が気にいったらクリックしていただければ大変うれしいです。
コメント