はじめに
最近になって、日本中で賃上げ気運が沸き上がっているが、それは大企業中心で中小企業のサラリーマンには関係ない感じがする。実際に中小企業では給料なんてこの20~30年間まったく上がっていないところが多いのではないだろうか。
そうなると日常生活では常に節約を心がける必要があるが、あまりにも家計を切り詰めると心に余裕がなくなってしまい、かえって窮屈な思いをすることにもなりかねない。
そこで、今回は「真のミニマリストは必要な物も買わない」について考察する。
老後はみなミニマリストに
老後はお金の使い方をよく考えて生活する時期である。
現役時代のように収入があるわけではないから、必要な物と不要な物をしっかり見極めて無駄使いをしないように心がける。
老後に節約生活に心がけることは当然のことである。
つまり、老人はミニマリストでなければならず、ミニマリストのような無駄のない生き方を目指すことで老後も安泰ということだ。
フランス人は10着しか服を持たない
原著は「Lessons from Madame Chic(マダム・シックからの教訓)」だが、日本語版は「フランス人は服を10着しか持たない」である。日本語のタイトルの方がインパクトある感じ。
元々はブログだったが、あまりの反響に全世界15カ国で書籍化された大ベストセラーの一冊。内容は確かにタイトルの通りだが、それだけでなく、食事や運動、身だしなみなど情熱を持って生き生きとする秘訣が満載だ。
同書によると、服に関しては、フランスでは週3くらいで同じ服を着ている人が多いとのこと。ただ、上質なものを少しだけ持って大切にするとか、食事や家族との時間を楽しむために、日々歩いたり、間食をやめたりするとかはとても素敵に思う。
フランス人はみなミニマリストか!
断捨離
日本では、一時、断捨離という言葉が流行ったが、何でもかんでも処分して断捨離してしまえばミニマリストだ!というようにも感じる。
私はたくさん持つことが嫌いであり、実際に数年前から不要な物をメルカリで売却している。私がメルカリで売却してきた代表的な物については、次のサイトで公開しているのでご覧あれ。ただ、売却する反面、私は、欲しい服や靴などは時折、ユニクロやamazonで購入している。
そもそもミニマリストとは不要な物を持たない暮らし方ではなく、必要な物すら持たないという生活のことらしい。
だから私のように買っては捨て、買っては捨てを繰り返す奴は、ミニマリストであるわけがない。いや、日本でミニマリストと言っている人たちのほとんどは「ミニマリストもどき」だ!
真のミニマリストとは?
ネットで公開している日本のミニマリストのような人のことだろう。
この人の部屋を見ればわかるとおり、「引っ越し作業中ですか?」と聞きたくなるくらい何もない部屋だ→ミニマリストとは?最小限で丁寧な暮らしを実現する主婦ミニマリストの情報・生活まとめ | サンキュ! (benesse.ne.jp)
とても人が住んでいるとは思えないほどガランとしている。
生活感もなく寒々しい部屋だ。
私には無理だ。
いや、きっとほとんどの人にはできっこない。
そんなミニマリスト的な生活を送れる人にとっては、お金の節約は簡単だと思う。
老後にはきっと優秀な年金生活者になるだろう。
不要な物と必要な物
老後のお金の使い方として、私が一番先に削るべきだと思っていることがある。
それは交際費だ。
いろんな友人と広く浅く付き合うことで得られるものもあるかも知れないが、広く付き合うとどうしても交際費がかかってしまう。だから、ミニマリスト的な節約生活を送るには友人関係も狭く深いものにすることをおすすめする。
現役世代では、少なからず仕事のつながりや子ども関係や親戚などとの付き合いがあり、社会と広くつながっておかなければ支障をきたす場合がある。
つまり、お付き合い=小さな忖度が後々大きな見返りとなって返ってくることを、大人になるとみんな知っているので、日頃のお付き合いは大事だ。
しかし、老後にもうそんなお付き合いや忖度などは必要がない。
老後は他人のためではなく自分のためにお金を使うのだ。
盆暮れの贈り物も、最低限のお世話になった人だけでいい。
私は、基本的に贈り物はしないと決めている。
また、ここ2~3年はコロナ自粛で飲み会もなかったが、最近は徐々に飲み会解禁となってきている。それでも会社の歓送迎会以外の飲み会に顔を出すことはない。
そういう付き合いを最小限にしてしまえば、老後のお金はかなり節約できると思う。
そうやって節約したお金を何に使うのか・・・
物は買わない・・・
後期高齢者以降の生活のために、積み立てニーサでオルカンを買い続けている。
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