前回、老後の暮らしは若いころに想像していたのとは全く違っていた、とブログに書いた。実際には日々の生活には少しの不満はあるものの、私は行動範囲は狭いが今の小さな暮らしが楽しいし、この先も小さな楽しみを得るために色々と計画を立てている。今回は前回に続き「老後」について話す。
「老後」という言葉をグーグル検索するとなんとなんと、こういう結果になる。
たくさんあるので抜粋するが、上位に来るワードというと
老後資金
老後の生活費
老後の仕事
など、老後のお金の話が圧倒的に多い。
もう少し老後の関連キーワード（他のユーザーが類似の検索で使用した他のキーワード）を見ると、老後生活に対する不安がそのまま検索ワードに現れている。
老後の生き方
老後の一人暮らし
老後はいつから
老後生活のリアル
老後を考える年齢
などで、ほとんどが老後の不安をあおるような内容である。
明らかに前向きなワードは200ほどの中で２つだけ。
老後資金は必要ない
書けば貯まる～老後のお金の作り方
ちょっと悲しくなってくる。
実をいうと、私はこの２つのワードを実感しながら毎日生活しているが、それじゃあまったく何も不安がないかというとそういうことはない。
私もやはり家族のこととか、健康のこととか、長寿リスクのこととか、いろいろと悩みはあるのだ。
ただ、そういうことも自分の人生に彩りを添えるものとして神様が用意してくれているのであれば、それならそんな悩みや不安もまとめて楽しむことにしようと思っている。
更に前述の検索結果の中には、老後貧乏、老後破産、負け犬老後などとひどい単語も続々と・・・
このようにネガティブなワードが圧倒的に多いということは、やはり老後に不安を感じてしまう人の方が多いということなのだろう。
また、ネガティブなワードの中に「老後貧乏、破産、負け犬」というワードが入っているが、家族のために長年頑張って働いてきて、ようやく定年を迎えこれからが自由な時間というときになって、破産をしなければならない、負け犬というそしりを受けなければならないというのはあまりに酷い話だ。
でも、ちょっと待てよ。
そりゃ老後になって破産しなければならないとは可哀想な話ではあるが、その理由は意外や意外なものだった。
最も多い理由は生活レベルを落とせないからだそうだ。
収入は減っているのに定年前と同じような生活を続けていては、貯金もどんどん切り崩さなければならないし、挙げ句の果ては退職金も使い込んでしまうという結果になるのは当然だ！
自業自得か～、「ボーッと生きてんじゃねえよ！」とチコちゃんに叱られてしまうぞ。
以前のブログにも書いたが、やはり定年後は収入に見合った小さな生活をすること。
そして、その小さな生活の中に喜びや幸せを見つけられるようになること。
それが大事なのだ。
次に多い理由としては、定年後も住宅ローンが残っていること。
これも大変だ。
これについては退職金で残金を支払ってしまうか、３～４百万円以下の金額にしてしまうこと。これに尽きる。
しかし、こうして老後のワードをググった結果についていろいろ考えてみると、人間誰しも生きているだけで悩んだり不安になったりするのが良くわかる。
だって人間だもの。相田みつをか～
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