はじめに
鶴見岳 (つるみだけ)は、大分県別府市にある活火山です。標高は1,375m。日本三百名山のひとつで、東側山麓の扇状地には別府温泉(別府八湯)が広がっています。山頂付近までロープウェイが整備されており、標高500mにある別府高原駅からロープウェイに乗車し、標高1,300mの終点鶴見山上駅で下車、整備された遊歩道を僅か徒歩15分ほどで1,375mの鶴見岳山頂に到着します。今回、ロープウェイを利用して鶴見岳に登りました。安全な登山を計画している人の参考になれば幸いです。
別府駅
別府駅前東口外のロータリーに、両手を高くあげた奇抜なポーズの銅像が建っています。これは、バスガイドや温泉マークの考案などで別府を一躍有名にした、「別府観光の父」と言われている油屋熊八(※)さんの銅像です。
※1863-1935 明治-昭和時代前期の実業家。文久3年7月16日生まれ。明治43年郷里の愛媛県宇和島より大分県別府に移り、亀の井旅館を営む。少女車掌を乗務させる観光バスの経営、九州横断道路建設の提唱など、別府とその周辺地域の総合的な観光開発に尽くした。昭和10年3月27日死去。
別府駅前バス停(ロープウェイ行)
別府駅西口にあるバス停から、(36)湯布院行のバスに乗ります。
別府ロープウェイ・バス停
別府ロープウェイ
〇住所:大分県別府市大字南立石字寒原10-7お問い合わせ(TEL)0977-22-2277
〇アクセス:JR別府駅~車20分、別府駅西口~バスで「別府ロープウェイ」下車22分
〇ロープウェイ:料金~大人(中学生以上)往復:1,600円/片道:1,000円※JAF会員証の提示で100円割引されます。
〇駐車場:250台(大型車駐車可)
〇ホームページhttp://www.beppu-ropeway.co.jp/
別府高原駅
標高500mの別府高原駅発のロープウェイに乗り、高低差約800m・線路長1,816mの急こう配を約10分で標高1,300mにある鶴見山上駅まで行くことができます。
ロープウェイ
ロープウェイ内からはもくもくと湯けむりのあがる別府市街地はもちろん、別府湾・志高湖・城島高原・四国の山々を見渡すことができます。
鶴見岳山上駅
鶴見岳山上
山上は遊歩道になっていて、各所に様々な神様が祀られ「札所めぐり」や「七福神めぐり」ができるようになっています。案内図によると、七福神巡りは40分ほどかかるようです。
山上駅を出るとすぐにジャンボ温度計が見えます。この日は気温3度でした。
七福神巡り
1番:福禄寿
展望所
福禄寿を過ぎると、別府市内が一望できる「展望所」があります。
2番:大黒天
3番:布袋尊
4番:寿老人
5番:恵比須天
6番:弁才天
7番:毘沙門天
札所巡り
一番:鶴見山上権現一の宮
二番:手足荒神
三番:願かけ不動
四番:身代わり不動
五番:役行者尊
六番:双体石仏(縁結び童子)
七番:脳天白龍
八番:鶴見山上権現
九番:手足荒神
十番:夫婦岩
十一番:風穴観音
十二番:火男火売神社上宮
山頂付近には火男火売神社上宮(ほのおほのめじんじゃじょうぐう)があります。鶴見岳の男嶽、女嶽の二峰を神格化した火男、火売の二神をお祀りしている社だそうです。山頂から少し下った所に鶴見山上権現、山上駅付近には鶴見山上権現の一宮がありましたが、火男火売神社上宮と合わせて鶴見山三社参りは達成です。
鶴見岳山頂
雲に隠れていた標高1,584mの由布岳もばっちり見えています。
鶴見岳山頂から「由布岳」が直ぐ近くに見えます。以前、「由布岳」に登った時のブログは次のサイトです。
⇒https://tomsamkun.com/583/
下山後のおすすめ
下山後、バスで別府駅まで戻りました。別府駅東口を出ると、左手方向のビルに「とよ常」の看板が見えます。
とよ常
とよ常といえば「特上天丼」です。創業から守り貫いている女将自慢の秘伝のタレと、サクサクな天麩羅の衣の相性は抜群です。この日も当然、特上天丼1240円を注文いたしました。
スーパーホテル
宿泊は別府駅東口徒歩約1分のスーパーホテルがお薦めです。大浴場完備で温泉でゆっくりくつろげます。
旅行バッグ
まとめ
別府ロープウェイは、20~30人は乗れそうな大きなキャビンが特徴で、毎時3~4本運転します。 山頂駅から山頂までは15分ほどで到着、山頂から360度広がる眺望を堪能できます。
次のランキングに参加しています。クリックしていただければ大変うれしいです。
コメント