可也山
標高は365m。昔は火山で富士に似ていることから、糸島富士、筑紫富士、小富士などと呼ばれています。ふもと(東側)から山頂まで遊歩道があり、手軽に登れる山としてハイカーに親しまれています。
山頂には神武天皇を祭る「可也神社」があり、展望も素晴らしく、眼下には玄界灘、天候によっては遠く壱岐の島まで望め、四季を通じて自然の移り変わりが楽しめます。
はじめに
今回、福岡県糸島市にある別名「糸島富士」可也山(かやさん)に登ってきました。師吉公民館からのルートを往復しましたが、整備が行き届いた歩きやすいハイキングコースでした。石切り場跡や可也神社などを通過し、山頂へ、そして大展望の待つ展望台に向かいました。展望台は糸島の海(加布里湾)を眼下に見下ろし、博多湾から玄海灘まで広角の眺望が楽しめる空間でした。初心者にもおすすめのコースです。
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登山コース
糸島市役所志摩庁舎駐車場~(15分)~可也山登山口~(20分)~石切り場跡~(15分)~可也神社~(5分)~可也山山頂~(2分)~可也山展望台~(25分)~可也山登山口~(15分)~糸島市役所志摩庁舎駐車場 *休憩時間は含みません。
師吉公民館
道路の向い側の建物が師吉公民館です。トイレも併設されています。公民館の前面には駐車場もありますが、登山者の駐車は禁止されていますので注意してください。なお、登山者は糸島市役所志摩庁舎(徒歩15分)に駐車できます。
男女別の公衆トイレが設置されています。トイレットペーパーも備えており、清掃されています。
公民館前道路沿いに登山口までの案内図があります。必ず確認して、登山口までの道を間違わないようにしましょう。
登山口
写真左端の標識(1,850m)を確認し、登山道に入っていきます。
狩猟期間中は、県内外のハンターがイノシシ等の狩猟をするので非常に危険です、などと記載されています。11月15日~3月15日までの狩猟期間中には注意しましょう。
登山開始
登り始めは、擬木の階段、踏み固められた道が続きます。すぐに、急傾斜の擬木の階段が続きますので、休憩しながら登りましょう。
途中から急傾斜の擬木の階段が長く続きます。
上を見上げるとどこまでも階段が続いています。休憩しながら登り切りましょう。
石切り場跡
急な階段の途中に石切り場跡があります。ベンチも設置されています。この石切り場で採れた花崗岩は、江戸時代初期から現代にいたるまで利用され、有名なところでは、日光東照宮の大鳥居や江戸城に使われているとのことです。
石切り場跡を過ぎてもまだまだ階段が続きます。
第1展望所
山頂まで800mの標識、左に行くと第1展望所があります。ちなみに第2展望所はありません。
視界は開けていますが、さほど眺望が良いわけではありません。短時間の滞在で先に進みましょう。
擬木の階段を登り切り、緩やかな道が続きます。広場の中央付近にブランコが設置されています。誰が設置したんでしょうか?人家のない頂上付近ですが不思議です。
歩きやすい緩やかな道が続きます。もうすぐ頂上のようです。
可也神社
左に登ると可也神社、右に進むと頂上へ
山頂
山頂は標識だけで、周囲を木々で囲まれています。記念写真を撮影したら展望台に進みましょう。
可也山展望台
展望台からは、博多湾~糸島の海~玄界灘が一望できます。素晴らしい眺めを堪能し、しばらく休憩、海を望む大きいベンチが設置され、日陰を作ってくれる適当な樹木もあります。
師吉公民館
師吉公民館に戻ってきました。公民館前に駐車している車は皆無でしたが、道路を隔てた広場には数台の車が駐車していました。張り紙の注意書きのとおり、登山者は糸島市志摩庁舎に駐車しましょう。
おわりに
糸島市志摩庁舎駐車場から登山口までは、案内板が分かりにくいです。スマホのナビ機能などを活用して師吉公民館を目指しましょう。登山道はよく整備されており、危険箇所はほとんどありませんが、擬木の急な階段が多いですので、特に下りで滑らないようにしましょう。
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